全国のNPO 11団体が発起人となり 「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」を設立

小児病棟で付き添い食が出ることを当たり前の光景に!

さまざまな形で食支援活動を行う全国各地の11団体が発起人となり、「小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく」を設立しました。

この連絡会は、同じ思いをもって活動する仲間づくりと小児病棟における付き添い食提供の普及を目的としています。また、食支援活動に関する情報交換、運営ノウハウの共有のほか、医療機関や一般社会に向けての啓発活動にも取り組んでまいります。

連絡会名「えんたく」に込めた、私たちの想い

「えんたく」とは、丸いテーブルを意味し、円卓、縁卓といった漢字をあてはめることができます。非日常が続く小児病棟でも美味しいごはんの差し入れで、親御さんが病気のお子さんと同じ食卓を囲み、そこに笑顔が生まれることを願って活動している私たちの想いを体現しています。また、NPO団体、小児医療関係者など、付き添い食支援活動に縁ある者がみんなでテーブルを囲み、立場や役職に関係なく、意見交換や協働作業を行える場になることを願って名付けました。

今後の展開

2024年上半期の活動として「付き添い食を提供したい人・団体のための運営ノウハウ連続講座」を実施します。専門家や実績のある支援団体から運営ノウハウを学び、各団体の付き添い食支援活動の維持・向上を図ります。また、連続講座を通して全国で食支援活動に取り組む仲間を増やしていくことを目指しています。

◆「付き添い食を提供したい人・団体のための運営ノウハウ連続講座」の概要
【受講対象者】
医療機関の小児病棟・混合病棟、ファミリーハウス(家族の滞在施設)で生活する入院児の親等への食支援を行っている団体スタッフ、これから付き添い食支援を始めたいと考えている個人・団体スタッフなど。
 
【受講期間】
2023年12月~2024年6月 月1回程度・平日夜 全7回
 
【受講テーマ・内容】(変更の可能性あり)
衛生管理の基本/運営スタッフの確保/資金調達・支援者の集め方/無料提供・有料提供のメリット・デメリット/食ニーズの拾い上げ方と食支援の提供方法について/医療機関の受け入れ事情・医療機関への働きかけ方/地域の飲食店や企業との連携方法 等
 
【受講料】無料
 
【受講方法】zoomによるオンライン 事前申し込み・登録制
(本事業は「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2023」の助成をもとに実施)

連続講座情報

◾️第1回

2023年12月21日(木)19:00~20:30

テーマ:医療機関の受け入れ事情・医療機関への働きかけ方 付き添い食支援の受け入れについて~群馬県立小児医療センターの好事例から学ぶ

講 師:相川 良彦(群馬県立小児医療センター事務局長)

食支援活動事例紹介:付き添いパパママ応援キッチンカー fufufu-soup

◾️第2回

2024年1月25日(木)19:00~20:30

テーマ:助成金の申請と獲得について

講師:熊谷 紀良(東京ボランティア・市民活動センター)

食支援活動事例紹介:インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」

第3回 以降は調整中(随時掲載します)

小児病棟付き添い食支援連絡会 えんたく 発起人/幹事団体(敬称略・順不同)

【宮城県】 ひまわりスマイルプロジェクト
【茨城県】 患者・家族支援団体HiStar’Snow☆Tukuba
【群馬県】 付き添いパパママ応援キッチンカー fufufu-soup
【東京都】 NPO法人キープ・ママ・スマイリング
【神奈川県】認定NPO法人スマイルオブキッズ
【愛知県】 小児がんファミリーピアサポーター和樂~waraku~
【広島県】 インクルーシブ交流&付き添い入院応援「ぽこぽこトレイン」
【香川県】 お接待ミールall in 香川
【福岡県】 NPO法人福岡ファミリーハウス
【大分県】 大分県医療的ケア児者の親子サークル ここから
【沖縄県】 一般社団法人Kukuru

キープ・ママ・スマイリングは、2022年度に「タケダ・ウェルビーイング・プログラム2022」の助成をもとに全国6か所・8施設で付き添い食支援のパイロット事業を実施しました。そこからご縁ができた団体とのゆるやかな連帯のもと、全国でこの支援活動に取り組む仲間を増やしていくこと、小児病棟において付き添い食の提供を普及させていくことを目的に10団体に呼びかけ、ともに連絡会を立ち上げることにいたしました。発起人となった団体は上記のとおりです。各団体の活動詳細についてはプレスリリース後半をご参照ください。

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